接客管理を使ってメール追客のバリエーションを増やす

 

顧客カルテの登録をする時、職業や理由、来店、ランクといった分類項目を
分かる範囲で入力すると思いますが、項目にない情報はどうされていますか?

 

LINEで友だち、○○さんからの紹介客、会員登録済み・・・などなど、
メモ欄に頻繁に入れる情報や分類があれば、接客管理を使うのが便利です。
今回は第2回ブロック勉強会でもお伝えしている接客管理についてご紹介します。

 

 

接客管理とは

 

顧客の「特色」のようなもので、自由に項目を作ってチェックを入れることで、
顧客の情報に「特定の属性」を持たせることができる管理機能です。

 

顧客カルテ>希望条件登録タブの並びにある「接客管理」

 

あらかじめ分類したい項目を作っておけば、チェックするだけで登録できます。

 

メモ欄は自由に入力できますが、情報が多くなると見づらい場合もありますし、
内容で検索しようとしても、入力した文字列が違っていれば抽出されません。

 

顧客固有の情報ややりとりの概要などをメモ欄、分類できる項目や属性は
接客管理でチェックと、管理したい情報によって使い分けるのがお勧めです。

 

メインメニュー>ツール>環境設定>顧客情報設定で追加・編集

 

 

 

接客管理の活用例

 

接客管理でチェックした項目は、検索で簡単に抽出することができるので、
金額(賃料)や学区といった物件の条件以外で送るメール追客に活用できます。

 

 

たとえば「Facebook友だち」には特典として通常より半日早く新着メールを送るとか。

 

 

「NOT検索」で動的アカウント発行してない顧客を抽出して案内のメールを送るなど、
接客管理を活用することで、未成約客へのメール追客のバリエーションが増やます。

 

また成約した後、必要に応じて「自社物」や「紹介客」などの分類をしておけば、
フォローや紹介のお願いなど、成約客へのメールもより充実させられそうです。

 

自社の運用都合で見込み度などによって分けることの多いランクとは別に、
顧客の状況やアクションに紐づいた分類があると、ニーズや関心に寄せたメールが
送りやすいため、開封率や問合せ率アップの可能性にもつながるかもしれません。

 

 

接客管理まとめ

 

接客管理についてご紹介しました。

 

刻々と変わる状況によって頻繁にチェックを付け替える必要がある項目は
不向きかもしれませんし、慣れないうちはうっかりチェックを忘れることも
あるかもしれませんが、メール追客にとても便利な機能だと思います。

 

ターゲット(標的)と違い、顧客を特定の属性で分類することが目的なので、
自社の運用に合わせて、使いやすい項目を作ってぜひ活用してみてください。

 

 

 

@dream道~御社のProgre見せてください!(南部不動産編)

@dream道 御社のProgre見せてください

 

@dreamのちょっとしたアノ部分、他社がどう使っているのか気になりませんか?

 

業務の中で完結する機能は表に出ない分、スポットを浴びる機会が少ないけれど、
実は@dream使いこなしという意味では欠かせない「キモ」だったりするんです!

 

今回は東京ブロックのキャプテンでもある東京都武蔵野市の南部不動産様に
ご協力いただき、@dreamのチラシ印刷機能の活用についてご紹介します。

 

 

チラシ作成の工夫

 

南部不動産の遠藤社長は@dreamのチラシ印刷機能で作成したチラシを
ひと手間かけた冊子にして店頭に用意する運用をされています。

 

まずはチラシを「ファミリー向け物件」「シングル向け物件」の2種類で作成。
4コマでそれぞれ6枚ずつ印刷し、1冊子に24物件掲載になるよう準備します。

 

 

遠藤社長はテンプレートの使い分けもしていて、ファミリーは「フレッシュ」、
シングルには「シャープ」を選んでいます。区別がついて分かりやすいですね!

 

 

掲載する物件は、以前は自社の管理物件が中心だった時もあったそうですが、
何週にもわたってずっと同じ物件が載ってしまうといけないとのことで、
現在は7~8割が新着物件、2~3割が管理物件という割合になっています。

 

印刷したチラシは6枚1組にして、手作りの表紙をつけて冊子にしていきます。
ファミリーとシングル、それぞれ3冊ずつ用意するのが基本だそうです。

 

 

表紙にはA4サイズの厚紙を使い、二つ折りにしてチラシを挟んで冊子にします。
上図は遠藤社長にいただいた7月の表紙(スペースの都合で小さくしています)。
月ごとにイラストを変えて、変化や季節感などを出す工夫をするだけでなく、
スマホサイトやLINE@のQRコードも印刷して、反響を促すようにもしています。

 

表紙に変化があると新しい物件が紹介されている期待感につながるし、
手作りの温かみも伝わって、手に取ってもらいやすくなりますね。

 

 

出来上がった冊子は店頭に置いて、自由に持っていけるようにしてあります。

 

3冊おいた在庫が残り1冊になったら、同じものを印刷して補充したり、
新着のおすすめ物件数によっては、新たに3冊入れ替えるなどして、
在庫はもし残っていても、4~5日を目安に交換しているそうです。

 

ただ毎回、必ずしも冊子全物件を入れ替えるわけではなく、
おすすめしたい物件を前週のチラシから抜き取って用紙を再利用をしたり、
また取り下げた冊子も「いずれだけど相場だけ知りたい」「ひとまず資料を」
という感じで飛び込みでふらっと来店された方に渡したりすることも。

 

例えば接客中の場合、図面を1枚印刷するのも大変ですが、
手元にある冊子を渡すことで時間短縮になり、接客中のお客様を待たせず、
また来店した方にも邪険な印象を与えず対応することができます。

 

 

チラシの効果

 

お客様がよく店頭で冊子を手にしてチェックする姿を見かける他、
冊子を手に入店される方もいて営業ツールとして役立っているそうです。
繁忙期は半日で全てなくなることもあり、マメに在庫確認もすることも。

 

 

また、チラシを見ているお客様には年配の方も多く、通りすがりに手にとって、
そのままチラシを持って店内に入ってくる場合もしばしばあるそうです。
遠藤社長にチラシを持ち帰るお客様のだいたいの比率を聞いてみたところ、
「ネットを見ていない率は半分くらいだと感じています」と仰っていました。

 

手間はかかりますが、こうしたアナログな努力もやはり大切ということですね。

 

 

いかがでしたか?

 

@dreamから出した1枚のチラシはどのユーザー様も同じ「チラシ」ですが、
ひと手間かけた独自の工夫をすることで、効果的な営業ツールになりますね。
作りっぱなしにしない、定期的に続けているという点も大事なポイントです。

 

当ブログで活用例を伺ったどのユーザー様にも必ず共通しているのは、
こうする、このルールでやる、と決めたらブレずに続ける」ということ。

 

忙しくて時間がなかったり、面倒に思う時だってあると思いますが、
それを乗り越えて絶対に続けるからこそ、効果につながるんですね!

 

本企画の趣旨に賛同いただき、快くデータ協力をいただきました
南部不動産 遠藤社長、どうもありがとうございました!

 

@dream道は大好評につき、不定期連載としてまだまだ続きます!!