@dreamオンライン業者交流会2022開催報告

 

6月7日(火)@dreamオンライン業者交流会が開催されました。

 

リアルでのイベント開催に対して世の中は緩和傾向に向かいつつあり、
本来であれば皆さんとお会いしての情報交換の機会を作りたいところですが、
今回はオンラインで。以前、業者交流会として対面で開催していた
分科会形式を取り入れたイベントとしてZoomでお送りしました。

 

※当社不手際により、一部Zoom入室できない状況が発生しておりましたこと、
この場を借りて改めておわび申し上げます。

 

 

まずは賃貸・売買の部屋に分かれての分科会から。お申し込み時にご希望いただいた
部屋に分かれて、各3社様の事例発表を聞いていただきました。

 

【賃貸の部屋】

・ミカハウジング様(神奈川県相模原市)
・株式会社たくみ様(島根県出雲市)
・株式会社シエルホーム様(高知県高知市)

 

大手との差別化を徹底したホームページ運営、管理物件を増やす取り組み。
クチコミへの対応、@dreamを活用したメール主体の営業方法、
オーナー様への提案や@dream業者向けページの活用などお話いただきました。

 

 

【売買の部屋】

・有限会社ラビットホーム様(埼玉県上尾市)
・株式会社Room’s Bar様(東京都八王子市)
・ハウススタジオ株式会社様(栃木県足利市)

 

地域情報の充実、知りたい情報を網羅したホームページでの集客、
ブログやSNS活用・効果、Googleビジネスプロフィールのクチコミ対策
@dreamのステップメールの取り組み、売却獲得の工夫などお話いただきました。

 

 

分科会の後は皆さんにメインルームに戻っていただいての全体会へ。

 

 

全体会では賃貸・売買でパネラー様に事例を発表いただきました。

 

賃貸は、有限会社ケイ・ライフ様(神奈川県相模原市)に、
同じ物件で戦わず、自分を選んでもらうための具体的な取り組みを
ホームページ、SNS、口コミ、ブログなど様々な角度からお話いただきました。

 

売買は、株式会社コントス様(大分県大分市)に売却獲得の取り組みについて、
売却HP運営の工夫や集客のためのコラム、反響を獲得するための簡易査定活用や
チラシアプローチなど、事例を交えて具体的なお話をいただきました。

 

 

最後は弊社代表金丸が、久しぶりの講演をさせていただきました。(以下抜粋)

 

今日の話を聞いていましたが、新しいことは少しずつだけど続けていることが
どんどんブラッシュアップされて、レベルが上がっているなと感じています。
私はいつも製造業の話をしますが、日本の企業のベーシックなので参考になれば…

 

製造業は今本当にひどい状況で、iphoneとかの最先端のものへの半導体ではなく、
エアコンとかに使われるような半導体がない。アジアダメ、上海ダメでないんです。
製造業は1ヶ月休んだら、残り11カ月でいっぱいやれば取り戻せるというものじゃなく、
特に半導体は24時間365日稼働が基本なので、6ヶ月休んでたら取り戻すのに
6ヶ月以上かかるんです。現実には1年影響が出る。ほんの少しずつしか回復できない。

 

うちの会社でも機械を作るのに1つの部品が半年後まで買えないとなってしまえば、
他が揃っていても全部止まる。製造業は3ヶ月くらいの運転資金は最低でも持っているし、
うちも国のコロナ対策の支援でかなり借りられたので、それで成り立っているところです。
実際に収益が出ているような会社はそんなにいっぱいある状況ではないんですね。

 

そんな状況なので物の値段は上がります。部品の値段も3倍4倍と上がっています。
不動産も上がっていくのは避けられない。皆さんにもよく聞きますが、
エンドがとてもじゃないけど買えない、賃貸も上がっていく傾向なんです。
だから売上が上がらない。となると効率を上げていかないといけなくなります。

 

一番いいのは値上げ。それが出来ないなら無駄を省いていくしかない。
固定費を下げてバランスをとるしかないんですね。

 

ちゃんと取引できる物件は確実に減ります。お客さんが減る、案件が減る。
製造業でもそういう状況になったら、どうしょうもない仕事は断る、
これはいける!という仕事は死にもの狂いでやる、そしてリピートをもらう
というやり方でやるしかないんです。不動産業でも同じだと思います。

 

でも不動産業の場合は不特定多数の成約後のお客さんとずっと仲良くするのも
なかなか出来ない。やってる方もいるけれど難しいことです。
そのためにメールを使ったらどうですか? と言っているんですね。

 

今はコミュニケーション手段が多くて、もちろん契約が近づいてきたり、
お互い距離が近くなればLineやインスタなんかでも出来ると思うんです。
ただ長いことずっとやり取りを続けていくことを考えるとLineでその後も
ずっとやるのは、よほど親しい間柄じゃないとなかなか難しい。
でもメールアドレス持っていない人はいないから、追客できるでしょ。
契約後に連絡とることも出来るでしょ。だからメールを使ったらどうですか? 
ということなんですね。普段のコミュニケーションの主流はメールじゃないかも
知れないけど、知ってもらうとか覚えておいてもらうとかという意味では
メールは全然ありだと思うんです。スケジュールマスタを使ったりすれば
効率的にできます。@dreamはそういうことができるんです。

 

逃げちゃう人はいいんですよ。追わなくて。それは製造業で言う所の安い仕事と
同じなので、でもちゃんとしたお客さんかもしれない人を逃がさないようにやる。

 

売りたい人の数は変わらないのに、一括査定サイトの売上は伸びている。
というのはどうしょうもない仕事、どうしょうもない客を増やしているということ。
何でもいいから反響があれば・・と思うかもしれないが、それいつまで続けられます?
たまたま取れたみたいな経営をやっていませんか?

 

長いこと追客をしっかり続けたらそれが防げるわけですよ。今日も話に出ていましたが、
来てくれたらだいたい決まるという状況を作るために、色々な取り組みちゃんとやって、
ちゃんとした人が来るようにってやれた会社が、ちゃんと残れるし、そういう会社は
値引きをしなくても大丈夫でしょう。それも値上げをすることと同じです。

 

ちゃんとお金をもらって管理を取ること、売却を取ること。

 

誰でもいい、契約取れれば何でもいいではなく、生産性を考えてやっていかないと、
お客さんもばかじゃないので優良顧客には見透かされます。他に取られてしまうでしょう。

少しでも無駄をやめて、反対にいい客に2倍の手間をかけて紹介やリピートが
もらえるようにしていかないともたない。不動産業界は淘汰の時代ですから。
不動産会社は半分はなくなるといわれていますし、おそらくそうなるでしょう。
本当の不動産会社に残ってもらいたい。効率を上げるためにネットを活用して
お客さんとつながるとか、そういうことを続けてもらいたいなと思います。

 

そのために我々は一生懸命がんばりますので、これからもよろしくお願いします。

 

 

最後は、ソフト事業部次長の斎藤より、ご視聴いただいた皆さまへのお礼をお伝えし、
@dream業者交流会は終了となりました。

 

事例発表いただいたユーザー様にこの場を借りてお礼申し上げます。
お忙しい中、ご視聴くださった皆さま。ありがとうございました。

 

 

 

2022年第1回オンライン操作講習会

 

4月26日(火)オンライン操作講習会が開催され、90社のユーザー様にご視聴いただきました。

まずは4月4日にリリースされた@dreamの新しい物件ページ
「ダイナミックレスポンシブHP」についてご紹介しました。

 

新しいタイプのレスポンシブ物件ページをリリースします
新しいタイプのレスポンシブ物件ページをリリースします
4月4日の@dreamレベルアップで、ダイナミックレスポンシブページが追加されます。 静的レスポンシブ、動的ページとは違った仕様になりますので主な点をご紹
2022-03-29 15:00

 

 

これまでの静的レスポンシブ、動的ページとは違った仕様、デザインを持つため、
実際のサンプルサイトの物件ページや管理画面をご覧いただきながら、
これまでのページとの違いや特徴、ご注意点などをお伝えしました。
各社の運用に応じて選択肢の一つにしていただけると思いますので、
ご興味をお持ちの方はまずサポーターまでお問い合わせください。

 

※配信中、一時画面共有が切れてしまった点についてお詫びいたします。

 

続いてプチ講習として「悪い口コミに学ぶ 選ばれる不動産会社に必要な対策とは?」
Googleビジネスプロフィールの口コミブランディングについてお伝えしました。

 

 

電話対応、社外でのふるまい、接客態度、メール対応などについて書かれた
実際の悪いクチコミや悪い返信例を見ながら、気を付けたい点を確認するとともに、
クチコミについてもブランディングを意識していくポイントをお伝えしました。

 

ホームページに載っている理念や経営方針は会社としてのお客様への約束です。
まず掲げたとおりの営業活動を続けて、悪いクチコミを書かれないようにする。
しかしクチコミは主観の部分もあって、書かれる可能性はゼロではないため、
書かれてしまった場合も、返信を使ってしっかりと姿勢や取り組みを表現する。

 

クチコミは不動産会社の返信で終われるのが有利な部分でもあるので、
いいクチコミはもちろん、悪いクチコミにも誠意ある返信をして活かしてください。
会社の姿勢があふれる返信をきちんとしていけば、HPで掲げている理念との一致も
さらに進んで、信頼して任せられる会社としてのブランディングも進むはずです。

 

Googleビジネスプロフィールに変わったことは、今後さらにビジネス情報の価値や
評価に重みが付いていくと考えられますので、改めてしっかり取り組んでいただいて、
3年後、5年後を見据えた会社の資産を作っていただきたいと思います。

 

最後は2社のユーザー様にコロナ禍以降の影響や現在の状況、
そうした中で取り組んでいることなどをお話いただきました。

 

まずは有限会社杉本地所 杉本 博有紀様。

 

コロナになって前半は売買・売却は落ちたが、その後はコロナ前と比べると
70%~80%で状況は推移しています。物件価格は上がっていませんが
売り物件は不足気味。現在は物件より探している人の方が多い状況です。
コロナ前から比べると、売りたい人は少なくなったと思います。

 

以前は家の購入は30代からでしたが、このところ若い世代も少し増えていて、
ローコスト住宅の質が上がって、安い土地を探して建てやすくなったからと思っています。
当社は土地を購入し、開発して販売がメイン。個人のお客さんはもちろん、
住宅メーカーに販売することもあります。基本、個人のお客さんには建築条件など
ついていない土地を販売するようにしています。売却はチラシなどは使わず、
自社サイトからの集客でやっています。

 

コロナになって外出に気を遣うようになってから、物件の動画をYoutubeにすると
結構見られているので力を入れて取り組んでいます。動画の要望ももらったりするので、
撮って送ってあげることもあります。お客さんの層が若くなってきているので、
今後さらにYoutubeやインスタなど若い世代向けのSNSを活用したいと思っています。

 

2社目は株式会社 AKIYAMA 秋山 文夫様。

 

メインが賃貸業なのでコロナ禍中はSuumoなどのネット広告も控え、
飛び込みのお客様を少なくするなど来店客を制限しながら営業していました。
当社のエリアには工業団地があって製造業が多いことから、所得が下がって
以前より安い物件に問い合わせがが集中してきています。賃貸は初期費用が安く、
家賃が安い物件が最もニーズがありますね。売買も同様です。
お客様の動きとしては、インターネットで物件を絞り込んでの来店がほとんどで、
9割が現地集合、現地解散。コロナ前と比べて増えていると思います。

 

コロナ以降、当社では効率を上げることに取り組んできました。
飛び込みのお客様を少なくし、物件をよりセレクトして広告を出すなどして
過去一番忙しい時につき15件平均だった賃貸契約も現在は4~5件です。
収益物件が高稼働率であるがゆえに出来る店舗運営だと思います。
自社収益物件の稼働率100%目標で、現在は97%。所有物件は400室弱です。
高稼働率を維持するために、美化に力を入れ、物件によっては家賃を下げ、
またdreamの業者マスタのFAXを使って客付業者にも情報を送っています。
客付業者の営業マンと空室状況の情報共有をするなども積極的にしています。

 

ドミナント戦略で自社の得意な分野で「大手と戦わずして勝つ」ことが必要なので、
常に市場動向、自社の強みと弱みを考えて戦略を練っていくことが大事だと思います。

 

 

2社様とも商圏の状況や世の中の流れに合わせた対応を行いながら、
先を見据えた活動にも取り組まれていました。
杉本様、秋山様、お話いただきありがとうございました。

 

オンライン講習会ということで、1時間強のお時間での開催でした。
お忙しい中、ご視聴いただいた皆様ありがとうございました。

 

次回のイベントは6月7日(火)オンライン業者交流会を予定しております。
まだまだ大勢で集まるのが難しい状況にあるためオンライン開催となりますが、
賃貸・売買と別れた分科会形式のプログラムもご用意しておりますので、
是非ご参加ください。お申込みについては5月10日以降メールでお知らせいたします。