採用ブログ

社長ブログ 第一回 会社

こんにちは社長の金丸です。

さて、このブログを読んでいただいている皆さんは、
基本的に就活に関係している人だと思います。
ですので、一生懸命いろんな会社を調べていると思います。

そこで、その手助けになるような社会の現実を紹介していきたいと思います。

まず、会社は変わるものです。時代が変わるのと同じですね。
ひとつの企業が同じ仕事をずっと続けるというのは、ほとんどありません。

エジソンが創業した「GE」という会社をご存知ですか?
もともとは電球を発明したことで成長し、世界の家電の雄として君臨していました。
ところがあるとき家電事業をすべて売却。
現在の売り上げや利益の半分以上は「金融」です。

つまりソニーにエンジニアで入社したと思ったのに、
バリバリ仕事が出来る30代になったら銀行になっちゃったということです。

一方で、その金融事業に魅力を感じてGEに入社した学生も大勢いたのですが、
昨年GEは金融事業を6兆円で売却して、エネルギー企業に生まれ変わると発表しました。

つまり、銀行に就職したと思ったら、石油や天然ガスや原発にかかわる企業になっちゃったってことです。

ソニーも同じです。

当社はソニーの新製品開発に協力して、大変評価されたことがあり、
(白紙の伝票を渡されたことがあります。いくら請求してもいいよって太っ腹なことをされました。今では考えられません)、
大好きだった企業ですが、(だった。。。)
今のソニーの利益の6割は「ソニー銀行、ソニー損保、ソニー生命」です。
残りの利益もゲームと映画なのは皆さんもご存知でしょう。
ソニーはエレクトロニクスの会社ではなくなっているのです。

そのソニーは一昨年「ソニー不動産」を立ち上げ、
YAHOOと一緒に不動産に力を入れ始めました。
介護までやり始めたんですよ。知ってましたか?

今年ソニーに就職した学生が、30代になったら不動産営業をやっている可能性だってあるのです。

ついでに言うと、「トヨタ」も同じです。
トヨタは創業当時は織物機械を作る会社でした。
今でもトヨタ織機という会社があります。
そこから自動車メーカーへと変わっていきました。

トヨタは創業者一族が社長になったら(豊田家ではない社長もたくさんいます)、
新しいビジネスをひとつ立ち上げるというのが、なんとなく伝統になっていて、
車で成功した後に別の何かと立ち上げられたのが、「トヨタホーム」です。

こうして時代に合わせて変化しようとしているんですね。

ただ、トヨタのすごいところは、それぞれやっている事業が残っているということです。

ダーウィンの進化論で有名な
「強い生き物が生き残ったのではなく、変われる生き物が生き残ったのだ」
という言葉がありましが、
変わりながらも相乗効果を出すことが出来れば、
より発展するということをトヨタは証明しています。

ちなみに余談ですが、世界で200年以上続いている企業の半分弱が日本企業です。

当社の歴史はどちらかというと「トヨタ」型です。
創業時の事業を続けながら、相乗効果を発揮して発展してきました。
ソフトのアプリケーションを開発し発売したときには、
銀行から「ラーメン屋始めるみたいですね。」といわれましたが、
私的には相乗効果の塊なのです。

その辺の詳しいことは、直接会ったときに聞いてください。平気で聞けますから。
それが当社が生き抜いてきた一番大事な要素。「風土」です。次回は風土をテーマにしましょう。