2023年新年のご挨拶

 

旧年中の格別のご温厚に改めて深謝し、
本年も引き続きご高配を賜りたく、謹んでお願いを申し上げるとともに、
皆様の本年のご活躍、ご多幸を心より祈念申し上げるしだいです。

 

今年で@dreamも発売から22年目となりました。

 

新型コロナウィルスの発生からおよそ3年。今だ感染数は減っていませんが、
コロナの影響で始まった、様々な社会の仕組の変化には少し慣れた感がある新年です。
在宅ワーク、オンライン会議、各種補助金など、以前からあるにはあったが、
それほど意識されなかったことが当たり前になった3年でした。

 

そんな中、政府は今年から本格的にデジタル化を進めることになりそうです。
マイナンバーカードが免許や保険証にとって代わるようですし、インボイス制度は
今年の秋には実施されることが決まっています。
(反対もあるでしょうが、税金の話ですから止まることはないでしょう)

 

不動産業界では、重説のオンライン化がすでに始まっていますが、あまり積極的に
取り入れている話は聞きません。不動産は高価なものだから、
やっぱり対面でなきゃという事だそうですが、本当のところは「慣れ」の問題だと思います。

 

社会の変化は少しずつ、少しずつ始まり、10年たったら当たり前になる。
だから、アンテナを張っていないとおいて行かれる。とは、よく聞く言葉ですが、
実はおいていかれない人や会社をあまり見たことがありません。

 

ほとんどの場合、追い詰められてやっと必死に対応するのが常ですが、
生き残る会社はその必死が早く、はっきりした対応をする会社だったと思います。

 

去年の後半は売買物件がない。賃貸が決まらないという話をたくさん聞きました。
全国で開発業者の倒産もたくさん聞こえてきました。コロナ禍であまり話題に
なりませんでしたが、実体経済がひどい不況に陥っているのが原因です。

 

今年は、コロナ禍での金融緩和の揺り戻しで、さらに不況になると予想されています。
不動産は生活必需品ですので、他業界に比べて景気の波は少ないほうですが(本当です)、
消費者が苦しくなっていけば、その影響は避けられません。

 

多分大変な年となる今年(新年早々後ろ向きな展開ですいません)、それを耐え、生き残り、
成長するためには、やはり真面目にたくさん働くしかないと思いますが、
続けるのがなかなか難しい。苦しい時には今の努力があってるかどうかわからないからです。

 

ですがドリームユーザーさんには、相談できるたくさんの仲間がいます。
弊社のスタッフも精一杯の情報を提供していこうとしています。
会社の経営者は孤独なもので、税理士くらいにしか本当のことを言えないことが多いですが、
そんな仲間や弊社スタッフを時には頼りにしてもらって、不況を乗り切っていただきたいと思います。
不況の後には、必ず好景気が来る事は、歴史が証明しています。

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

2023年1月 
リングアンドリンク株式会社 
代表取締役社長 金丸信一