SSL化したらやっておきたいGoogleアナリティクスの設定

 

常時SSL(https)対応を完了したユーザー様がずいぶん増えてきました。
URLに鍵マークがついて安全なサイト運営ができるようになったら、
忘れずやっておきたいのがGoogleアナリティクスの設定変更です。

 

すでに対応済みの方も多いと思いますが、今回はサーチコンソールの設定変更も
あわせてご紹介しますので、ご利用されている方はあらためて確認してみてください。

 

 

Googleアナリティクスの設定変更

 

SSL化するとURLが「https:/~」に変わるので、設定変更する必要があります。
「プロパティ設定」と「ビュー設定」2ヶ所でURLの変更を行ってください。

 

○プロパティ設定

Googleアナリティクスにログイン>歯車アイコン>プロパティ設定

 

デフォルトのURLを「https://」に変更>画面下部の「保存」

 

○ビュー設定

歯車アイコン>ビュー設定

 

ウェブサイトのURLを「https://」に変更>画面下部の「保存」

 

Googleアナリティクスの設定変更は完了です。
サーチコンソールを利用している場合は、SSL化したURLの登録も行ってください。

 

※サーチコンソールはGoogle 検索結果でサイトのパフォーマンスを
監視・管理できるGoogleの無料ツールです。ご利用になる場合は登録が必要です。

▼@dreamテクニック集 Google Search Consoleの登録方法

 

 

サーチコンソールの設定変更

 

サーチコンソールを利用している場合は、SSL化したURLを登録しなおす必要があります。

 

サーチコンソール>「プロパティ追加」

 

SSL化したウェブサイトのURLを入力>「追加」

 

サイト所有権を確認する画面が表示されます。

 

おすすめの方法ほか、別の方法が表示されるので確認しやすい方法で行ってください。

 

 

以前からサーチコンソールを利用していてGoogleアナリティクスと連携済みの場合は、
「Googleアナリティクス」で確認することもできます。

 

所有権が確認されました>「続行」

 

サーチコンソールにSSLした「https://~」URLを追加することができました。

 

※元々の「http」のプロパティは削除せず、しばらく残しておくことをお勧めします。

 

 

Googleアナリティクスとの連携

 

SSL化した「https://~」に設定変更したGoogleアナリティクスのデータと、
所有権の確認が完了したサーチコンソールの連携も忘れずしておきましょう。

 

※元の設定状態により、一部手順が異なる場合があります。

 

Googleアナリティクスログイン>歯車アイコン>プロパティ設定

 

プロパティ設定ページ内>「Search Consoleを調整」をクリック

 

Search Consoleの設定>「追加」をクリック ※「削除」の場合は後述します

 

「https://~」のURLを選択>「保存」します。

 

確認画面>「OK」

 

Googleアナリティクスとの連携は完了です。

 

○Search Consoleの設定で「削除」となっている場合

「http」で設定していた連携を削除してから「https://~」を追加する必要があります。

 

Search Consoleの設定>「削除」

 

「削除」をクリック

 

確認画面>「OK」

 

最初の手順どおり「Search Consoleを調整」から「追加」してください。

 

 

まとめ

 

SSL化した「https://~」のサイトで正しいデータを取得していくために必要な設定です。
Googleアナリティクスやサーチコンソールを利用している方はしっかり確認しておきましょう。

 

 

 

 

Googleアナリティクスでサイト内ブログを除外して見る方法

 

サイト内ブログを始めると、サイト全体のアクセスは増える傾向があります。

 

その数字はもちろんGoogleアナリティクスにも反映するので、セッション数や
ユーザー数、PV(ページビュー)数、直帰率なども大幅に変わってきますし、
ランディング(閲覧開始)ページはブログばかりになるケースも出てくるため、
本来のホームページがどういう状況なのか見えづらくなってしまいます。

 

どこが良くて何を改善すべきか正しく分析するために、
ブログの数値を除外して、サイト本来のデータが見られるようにしましょう。

 

 

ブログの数値を除外するための設定

 

Googleアナリティクスにログインして、ブログの数値を除外する設定を作ります。

 

1、ユーザー>概要から「ユーザーサマリー」を開き、「セグメントを追加」をクリックします。

 

 

2、「新しいセグメント」をクリックします。

 

 

3、「条件」をクリックして「ページ」を選択します。

 

 

4、「除外する」を選択、除外したいブログのディレクトリ名を入力、セグメント名を付けて「保存」。

 

【除外したいブログのディレクトリ名について】

WordPressのブログ記事を開いた時のURLを確認してください。
ブログの運用やひな形の仕様により、入力するディレクトリ名は異なります。

 

(当社ひな形の例)

  • A、xxx.co.jp/wp/blog/○○○○○(ブログタイトルや数字など)
  • B、xxx.co.jp/wp/blog/カテゴリ名/○○○○○○(ブログタイトルや数字など)
  • C、xxx.co.jp/wp/カテゴリ名/○○○○○(ブログタイトルや数字など)

 

AとBのように「blog」が入っている場合は、ディレクトリ名は「blog」になります。
除外したいディレクトリ名に「/blog/」と入力して「保存」で設定完了です。

Cのようにwpの後ろがすぐ「カテゴリ名」になっている場合は下記の手順で
「カテゴリ名」の部分を全てフィルタに追加する必要があります。

 

「フィルタを追加」して、3~4の作業をカテゴリの数だけくり返します。

 

追加するカテゴリ名は、Wordpress管理画面のブログ>カテゴリー で確認できます。

名前のところに入っているカテゴリ名(上記の場合「/インテリア/」など)。
スラッグを設定している場合は各スラッグ(上記の場合「/interior/」など)を入力していきます。

 

必要な設定をしたら、4の手順どおりセグメント名を付けて「保存」して完了です。

※後日、カテゴリーを追加した場合は同じ作業が必要になります。

 

 

ブログを除外したデータの見方

 

設定したセグメントを呼び出します。

 

1、ユーザー>概要から「ユーザーサマリー」を開き、「セグメントを追加」をクリックします。

 

 

2、「カスタム」から設定したセグメントを選択して「適用」します。

 

 

ブログを除外したデータが表示されました。オレンジの部分が本来のサイトのデータです。

 

 

ランディングページなどは、除外したデータだけで見る方が分かりやすくなります。

 

「すべてのユーザー」セグメントを「削除」します。

 

「すべてのユーザー」に戻す場合は「日記を除外」のセグメントを削除します。

 

 

まとめ

 

セグメントを設定しておけば、簡単に本来のデータを確認することができます。

 

今いまの反響に直結しているのは商品を扱っているホームページ本体なので、
本来のデータを見たらがっかりしてしまう時もあるかもしれませんが、
現状をしっかり把握して、必要な対策を行っていくことが大切だと思います。

 

サイト内ブログはファンを作ってサイトへの流入を促すことが目的なので、
ブログのアクセスが多い、増えるということ自体はとてもいいことです。
先々の反響につなげるため、定期的な更新もがんばって続けていきましょう。